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ご供養から趣味のお香まで、ちいさな香房からお伝えする。

香司 草崎浩子です。

 

先日、大阪に住む妹と姪っ子が遊びに来てくれました。

すでにお気づきかもしれませんが、姉妹教室であるソルシエールの桒村和子先生です。

リアル姉妹教室の「なごみ」と「ソルシエール」でございます(笑)

色々な事情が重なり、私が一緒に行動出来た時間は少なかったのですが

私の代わりに主人と娘が二人を案内してくれました(^^♪

その際、お土産として持ってきてくれたものがコチラ

<清浄歓喜団~セイジョウカンキダン~>

京都の老舗「亀屋清永」さんのお菓子。

創業元和3年(1617年)。京都で400年前から続く由緒正しい和菓子店です。

このお菓子、奈良時代、遣唐使により伝えられた唐菓子の一種で、千年の歴史を昔の姿のまま、今なお保存されているものの一つ。

唐菓子とは「からくだもの」と呼ばれ、仏教と共に日本へ伝わり、天台宗・真言宗などの密教のお供え物。

当時は一般庶民は口にすることは出来ず、貴族のみに与えられたものだそうです。

 

そして私にとって一番重要なのはお菓子の中身です。

このお菓子、実はこしあんの中にお香が練りこんであります。

白檀(ビャクダン)・桂皮(ケイヒ)・龍脳(リュウノウ)・薄荷(ハッカ)・丁子(チョウジ)・肉桂(ニッキ)・胡椒(コショウ)の七種。

これらは「清め」の意味を持ちます。

そして八つの結びが八葉の蓮華を表し、形は金袋(巾着)になぞらえ、上質な胡麻油で揚げてあります。

当時は栗・柿・あんず等の木の実を甘草(カンゾウ)・甘葛(アマヅラ)等の薬草で味付けしていたらしいのですが、江戸中期以降、小豆餡を使うようになったそうです。

 

それでも伝来して1000年以上、製法・形は変わっておらず、その作り方は比叡山の阿闍梨(アジャリ)に習った門外不出の製法なのだそうです。

さらに作れるのは当主とその直系にあたる人のみで、作る前にお香で全身を清め、月の一日・十五日を中心に作るのだそう。

 

とにかく貴重なお菓子「清浄歓喜団」

テレビなどで見聞きはしていたのでいつかは・・・と思っていましたが、念願叶いました✨

さすが我が妹!香司であるが故のチョイス(`・ω・´)b

 

後日、主人とありがた~く手を合わせていただきました。

とにかく硬いお菓子なので、バリッという歯ごたえ。

その後、餡の滑らかな触感と共に、口の中いっぱいに広がるお香の香り!

主人の一言「うん。お香食べてるみたい!」

まさに身体の中から清められていくような感覚。

私は最初に桂皮・肉桂などが感じられ、追いかけるように丁子をとても感じました。

餡の甘味とお香の苦味なのか、不思議ではありますが、私は大変美味しくいただきました。

ただし、好き嫌いがハッキリ分かれるお味かもしれません^^;

もし、機会があれば一度は食べてもらいたい一品です!

 

最後に、お菓子と一緒にいただいたのは茶茶の間の「夜空」というやぶきた茶。

とても風味がよく、控えめな甘味・渋みが口に広がり、繊細ですがしっかり香りを感じられるお茶です。

清浄歓喜団との相性もよかったです🎶